過去の日記

2018/09/24(月)
Walkin'About@Lynn(4)


左の写真の右に写っている「Ria Money Transfer」は、
海外送金を生業としている会社のようです。

ポスターを見ると、コスタリカ、エルサルバドル、
グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマとあります。

あらためてこの辺りの地図を調べると、グアテマラ、ベネズエラ、
ハイチ、ベトナムの料理店が見えます。
中央アメリカの方々が多く住む地域のようです。


2018/09/24(月)
Walkin'About@Lynn(3)


駅から北東のユニオン通りを進んでいくと、
ヘルスセンター、デイケアが並び、高齢化が進む街のように見えます。

が、その先に進んでいくと、ラティーノ感が漂い始めます。
左の写真の真ん中に写っている「MI GUATEMALA BAKERY」。
名前の通り、グアテマラのパンやスウィーツを売っています。


2018/09/24(月)
Walkin'About@Lynn(2)


かつて靴の産業で栄えたことがわかるアイコンも、
街中に残されています。


2018/09/24(月)
Walkin'About@Lynn(1)


都心部がジェントリフィケーションを起こした時に、
高家賃を負担することができない人たちはどこに住むのか?

ホームレスになるという選択をしない限り、
郊外に住むことになるだろう。
そこに仲間がいれば、仕事が見つけられれば、
むしろ快適かもしれない。

この単純な仮説から、郊外のリサーチを始めています。
つまりは「ひとりWalkin'About」です。
おとついの金曜日には、Lynn(リン)を訪ねました。

リンはボストンの北約10マイル (16 km) に位置しています。
製靴産業で栄えましたが、数十年前に数回大火に見舞われ、
その後に中心部の工業用ビルをロフトスペースに転換し、
アートを活用したコミュニティ活性化プロジェクトが進行しています。
https://gatewaysmag.org/lynn-murals/

たしかにリン駅前の建物には、あちらこちらに壁画が描かれています。


2018/09/22(土)
アメリカの住宅・都市活性化政策が問題にしていること


ハーバードケネディスクールでの受講はその後、
住宅政策・都市活性化政策についての3講座に絞っています。

この分野の政策において、アメリカは日本とは
イシューが大きく違っています。
ごく簡単にいうと、人種、移民、高家賃という難題が、
まず横たわっているのです。

そもそもイギリスから新天地を求めて移り住んだ
ピューリタンが、アメリカという国を興したわけですが、
産業革命期にはヨーロッパからの新たな移民と、
南北戦争で奴隷から解放された黒人が都市に流入しました。
そのことで、衛生環境が劣悪なスラムが形成されています。

第二次世界大戦後には、郊外住宅が大量に建設され、
都心と郊外を結ぶ高速道路も必要とされました。
アメリカは日本と違い空襲を受けていないので、
都心部の再開発には、既存開発地の撤去が必要でした。
その候補地として選ばれたのは、移民や黒人が多く居住し、
投資が行われなくなり劣化した住宅地域でした。

その中には、居住の権利を主張して撤去を免れたところと、
撤去され、住民が移住を余儀なくされたところがありました。
撤去する代わりに生活環境を改善した住宅を提供しようと、
大型の公営住宅の開発がなされましたが、低所得層を
一ヶ所に集めたことで致し難い治安の悪化を招き、
いくつかの住宅では、開発から十数年で撤去されるという事態となりました。
またいくつもの暴動や数々の犯罪行為をつうじて、
黒人・白人間の分裂が深まっていきました。
さらにアジアや中米からのヒスパニックの移民も増加し、
人種にまつわる問題がさらに複雑化していきました。

その後、連邦政府は、みずから住宅を提供せず、
家賃補助という形で低所得層の住宅所得を支援し、
また特定地域に低所得層が固まってしまわないよう
配慮した政策を取っています。

1980年代からは、都心部の環境が改善され、犯罪が減少し、
白人富裕層が都心に回帰するようになります。
そして2000年頃から、都心部への投資が急激に増加し、
ジェントリフィケーションを引き起こすようになりました。
現在では住宅プラス交通の費用を、低所得層でも賄える程度に
抑える政策をいかに実現するかが、大きな政策課題になっています。

ここですごいと思うのは、すべての教授が、
こういう話を社会的正義の観点から強く語ることです。
そして微妙だなと思うのは、それを学ぶ生徒の中には、
黒人もヒスパニックも存在しているということです。
(たまに黒人の学生が不満そうな表情を示すこともあります)

肌の色が違うので差別の構造が明らかであること、
人種間の分断が引き起こすマイナスが甚大であることが、
「この問題から目を背けない」というスタンスに
つながっているのだと思います。

写真左:19世紀のスラムについての説明
写真右:南アフリカの富裕層居住地とスラムの写真


2018/09/22(土)
トレモント通りの小さな不幸


先週、BLOCK PARTYイベントで紹介した
トレモント通りに人が集まっていたので、
今度は何のイベントかと思って行ってみると、
街路樹が倒れて、車2台を直撃していました。
幸い、けが人はなかったようです。

イベントでお会いした方もおられ、原因を聞きましたが、
雨も風もなかったのですが、ただ落ちてきたのだと。
「この間のイベントの日だったら大変でしたね〜」

警察も来ていて、車の持ち主と喋っていました。
持ち主が笑いながら喋っていたので、みんな安心した様子でした。
「きっと市が弁償してくれるだろう」と言いながら。

ご参考までに、落下前の写真と並べておきます。
右に同じ木の折れる前が写っています。
まちの歴史が古いと、ガス管も街路樹も老朽化しているんですね…


2018/09/21(金)
渾然一体問題


ケンブリッジに来た当初は、お店に行くのが苦痛でした。
店員が何を言っているのか分からないからです。

この「分からない」には、「言葉が分からない」と、
「従っているシステムが分からない」とがあり、
それが渾然一体となってやって来ます。

カフェに入ると、まず「For here, to go?」。
「店内?テイクアウト?」ということですが、
慣れていないと固まります。

スーパーでは「You need a bag?」と聞かれます。
「Yes」と答えると袋に入れてくれて、5セントほど取られます。
「No」と答えると、自分のカバンに入れて帰ることになります。
そして次回からは、マイバッグを持参するようになります。

お金を払うのに、どれが5セント、どれが10セント、
どれが25セントかが分からないので、
「2ドル39セント」と言われて固まります。

そのため、アメリカで口座を開いてからは
もっぱらデビットカードで支払っていますが、
「You need cashback?」と聞かれて、また固まります。

これは金額を指定すると、その額を一緒に口座から
引き落として、現金を渡してくれるというシステムです。
実は便利なので、最近よく使っています。

こういう渾然一体問題に疲れていた頃に、
セルフレジがあったので、そっちを選んだところ、
前のお客が残していた情報を決済してしまい、
あわてて店員に取り消しを依頼したことがあります。

その店員は、レシートを持って一緒に店内を回り、
前のお客が買おうとしていたものをピックアップして
レジマイナスの手続きをしてくれました。
「この人、レッドブルばかり買おうとしてたのね」と笑いながら。

この種のストレスからはそろそろ解放されつつありますが、
こんな苦しみがあったことを忘れないように、メモ。


2018/09/19(水)
譲られる服


ケンブリッジは学生街なので、毎年やって来る学生と、
卒業して出ていく学生がいますが、この街では、
出て行く人たちが家具や電化製品や洋服などを
譲って出て行くという振る舞いが、普通にあります。

9月初めの新学期には、ハーバードの校庭に、
冷蔵庫やソファや絨毯がいっぱい並べられていました。
うちのアパートの前には「TAKE FREE」と書かれた紙袋があり
パスタ、オリーブオイル、鍋などが入っていました。

ときどき、道に服が落ちていることがあります。
この写真のように、ちゃんと畳んで置いてあると
譲り物だろうと思えるのですが、この間は
道に無造作にグレーのセーターが落ちていて、
見てみると商品タグが付いていました。
買うかもらうかして、着なかったのでしょう。
面白いので持って帰って洗濯してみました。

そんな感じなので、古着は安く手に入ります。
この古着屋の1階では、1ポンド(450g)2ドルで
量り売りをしていて、若い子たちに人気です。
https://garmentdistrict.com/

家賃と外食費は高いのですが、だからこそでしょうか、
生活費を安くするための知恵とシクミが充実している街です。





2018/09/18(火)
街の見巧者
今朝の京都新聞の「凡語」で、
Walkin'Aboutのことを紹介いただきました。
https://www.kyoto-np.co.jp/info/bongo/index.html

紹介いただいたものの、日本で開催できるのは、
来年7月以降になってしまいますが…


2018/09/17(月)
TREMONT ST BLOCK PARTY


今日はボストン3週目の日曜日。近所の教会に行く途中で、
「TREMONT ST BLOCK PARTY」と書かれたポスターを見つけました。

行ってみると、持ち寄りパーティが開かれていました。
テーブルも椅子も料理も、すぐ前の住民が持ち寄り、
集まった人たちで食べながら喋るというシンプルスタイル。
"Why don't you join us?"と気軽に誘ってもらえたので、
輪の中に入り、話を聞いていました。

トレモント通りのこのイベントは、毎年春と秋に開催され、
もう20年近く続いているそうです。
もともとは家の敷地の中で行っていたものを、
ケンブリッジ市の『MEET YOUR NEIGHBOR DAY』という
傘の下に入ることで、往来を止めて、
路上で開催できるようになったようです。

僕が耳にしたのは、並べてある料理や今読んでいる本の話、
近所にある料理屋の話、フットボールの今年の見どころ、
あの人は最近どうしている、ニューヨークに住む娘の話、
2年前に降った大雪の話など、とりとめのないご近所話です。

「うちの旦那、料理好きはいいけど、作り過ぎるのよね」
「あの人、本を貸してくれたけど、『あたなにはこれ』って
 なんかむきになってたわよね」
奥さんたちの無邪気な噂話にニヤニヤしながら
その場の雰囲気を楽しんでいました。

Meet Your Neighbor Day
https://www.cambridgema.gov/Departments/peacecommission/meetyourneighborday


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.10