過去の日記

2019/12/14(土)
歩いて読みとくアメリカ都市


ボストンのクインシーマーケットの近くの広場では、
ストリートダンサー達がパフォーマンスをしています。
上野のホコ天で黒人のダンサー達と踊っていた昔を
懐かしんで、ボストン滞在中に時々眺めていました。

彼らは観衆からボランティアを募って立たせ、
その上を宙返りで飛び越えるというパフォーマンスを
よく行っていますが、その日に出てきた白人の少女に
黒人のダンサーが「ほら、パパだよ!」と言うと、
少女が「ぜったい嫌」と応じ、笑いを招いていました。

これは日本にいるとわかりにくいニュアンスなのですが、
黒人に対して差別意識を持っている白人は多く、
パフォーマーは自虐的なギャグとして、
この少女がそう言うように仕向けたのでしょう。
むしろ余裕すら感じられる構えでした。

写真に見えるように、観衆はほとんど白人で、
黒人のダンサーたちにカメラを向け喝采を送ります。
芸能界やスポーツ界で活躍している黒人たちもそうですが、
こういう分野には一発逆転満塁ホームランがあり得るのでしょう。

僕が学生時代に一緒に踊っていた黒人ダンサー達も
そういう道を目指していたのだと、改めて気づきました。

さて、1/20(月)夜に都市魅力研究室にて、
先日アルパックさんでさせていただいたお話を再びします。

Talkin'About『歩いて読みとくアメリカ都市』

2020年1月20日(月)7pm〜9pm
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
話題提供:山納 洋(大阪ガス(株)近畿圏部)
参加無料

 僕は2018年から2019年にかけて、アメリカ・ボストンに滞在し、近郊を中心に26都市を巡り、その状況を観察してきました。見えてきたのは、ジェントリフィケーションが深刻化する一部の地域と、逆に産業の停滞から抜け出せない多くの地域、移民・人種をめぐる問題と経済格差といった、日本とは違った様々なイシューでした。今回はこれらのアメリカ都市の状況について、多くの写真を交えて現場目線からご紹介します。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 Talkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合う“サロン”です。思いある人が自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そんな場づくりを目指しています。

【会 場】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室
 グランフロント大阪北館 タワーC 713

 ●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
  北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。

【主催・お問い合わせ】
 大阪ガス螢┘優襯ー・文化研究所 都市魅力研究室 担当:山納 
 Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2019/12/12(木)
Walkin’About@山科


次回のWalkin'Aboutでは、山科を訪ねます。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @山科(京都市山科区)」

 開催日:2020年1月11日(土)
 集合時間・場所 14:00 @JR山科駅改札 
 再集合時間・場所 16:00 @同上  参加無料 

 山科周辺は古くから、東山を越える日ノ岡峠、大津宿へ抜ける逢坂関は東海道の要所として知られていました。古代より政権との結びつきが深く、669年には中臣鎌足によって精舎(山階寺)が、7世紀末には天智天皇陵が作られ、平安京や比叡山延暦寺創建後には多くの寺院が作られています。

 中世には山科家と名乗る公家の一流が荘園を保持しましたが、室町幕府によってこれを奪われています。 1478年には蓮如によって山科本願寺が建てられ、長大な土塁に囲まれた寺院群とともに寺内町が形成されましたが、細川晴元は日蓮宗徒らと結託し、1532年の天文法華の乱で同寺を陥落させ、焼き討ちにしています。

 江戸時代は街道筋の町として栄え、飛脚や参勤交代をはじめ多くの人々が行き交いました。また京都に住む天皇のため禁裏御料地として宮中に献上する作物を栽培したほか、近郊農村として京都の市民に野菜などを供給していました。
 
 明治以降、琵琶湖疏水や東海道本線、京阪京津線などが山科を通り、1933年に京津国道(後の国道1号)が開通し、大正から昭和にかけては繊維・染色関係の工場が建つなど、京都の郊外住宅・工業地として栄えました。戦後は名神高速道路・京都東インターチェンジや国道1号線五条バイパス、区内の外環状線、国鉄湖西線が開通しています。高度成長期以降は盆地内の農地の宅地化が進み、大型団地が建設されるなど、京都や大阪のベッドタウンとなりました。

 近年は琵琶湖西縦貫道路や京都市営地下鉄東西線が開通するなど、更なる交通網の整備と駅前再開発が進んでいます。そのことで駅周辺ならびに外環状線沿線は活気ある街に育ちつつありますが、かつてのメインストリートであった旧東海道や醍醐街道の繁栄振りは鳴りを潜め、空洞化が進んでいます。

 今回は、そんな山科を探っていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】
大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室 担当:山納 
Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


2019/12/11(水)
ブドウ屋を探して


2006年に、阪急淡路駅の東側の商店街から
ちょっと外れた住宅街の中を歩いていた時に、
ブドウ屋という名の骨董屋に入りました。
その時に、店主の女性からこんな話を聞きました。

 骨董屋という商売は、自分と価値観が合う
 上得意のお客さんが3人いれば成立する商売なの。
 今月は厳しいなと思ったら頑張って商品を仕入れて、
 上得意さんに連絡する。そうすると買ってくれる。
 お金を持っていて、金利で生活しているような人は、
 いいと思えばお金に糸目をつけずに買ってくれたわ。

 最近は低金利時代になって、生活に余裕がなくなって、
 6年ほど前から業界の景気は冷え込んでいるわね。
 また骨董好きのお客さんはすでに一杯持ってるから、
 もう満腹状態になってきているみたい。

 このお店は15年続けてきたけど、
 今年一杯で閉めて、来年からは女性のお客さんが
 集まる、ワインが飲めるお店でも始めようかな。

お店にいるだけではなかなか商売として難しくなり、
店舗を持ちながら全国の骨董市に出店したり、
ネットオークションで販売したりするのが
今の骨董屋さんの一般的な動き方なのだと
店主はおっしゃっていました。

8日のWalkin'About@淡路には、8名の方が参加。
商店街やスーパーを巡った方、アジア図書館に行った方、
子どもの頃に住んでいた地域を確かめに行った方、
菅原天満宮で新年の縄をなっている風景に出会った方、
JR新駅や阪急の連続立体交差の工事を見た方
などがおられました。

駅の東側は、13年の間に土地区画整理が進み、
昔歩いた街路がどこだったのか、
ブドウ屋の店主がその後飲み屋を出したのか、
そのお店が今も続いているのかどうか
残念ながら知ることはできませんでした。


2019/12/09(月)
12/9(月) マチ会議


【マチ会議】
 12月9日(月)19:00〜21:00頃 @都市魅力研究室
 http://www.toshimiryoku.jp/access.html

 マチの魅力とは、なんだろう?
 訪れたくなる、住みたくなり、働きたくなるまちには、
 何があるんだろう?
 そんなテーマで、自由に話し合います。


2019/12/07(土)
アメリカの街から教わる地域デザイン論


今晩はアルパックさんの適塾路地奥サロンで、
アメリカ・マサチューセッツ州のいくつかの都市を
歩き回って見えてきた都心と郊外、繁栄と衰退の
ストーリーについて、お話しさせていただきました。

今回は「歩いて読みとく地域デザイン」のアメリカ版、
というイメージで、200枚以上の写真をお見せしつつ、
日本にあまり伝わっていない都市の諸相をお話ししました。

今回の機会をいただかなければ、当時の写真を見返して、
ボストンやケンブリッジや郊外都市について
掘り下げて考える機会を持つことはなかったかも知れず、
貴重な経験となりました。

ただ、言いたいことが多すぎたので、
聞いていただいたみなさんにうまく伝えられたかは、
正直よく分かりませんが・・・

そんな講演になりました。
もう一回ぐらい、都市魅力研究室でお話するかもです。


2019/12/05(木)
「島民」に中之島Walkin'Aboutの特集記事が


さて、ご報告がすっかり遅くなりましたが、
12/1発行の「島民」に、中之島Walkin'Aboutの
特集記事を、7ページでご紹介いただきました。
https://nakanoshima-daigaku.net/about/tomin/

京阪電鉄の主要駅や、大阪市内の書店、公共施設などで
入手できますので、ぜひチェックしてみてください。

ついでながら、次回の告知を。

2019.12.8(日) Walkin'About@淡路(大阪市東淀川区)
 集合時間・場所/2:00PM @阪急京都本線 淡路駅東改札
 再集合時間・場所/4:00PM @同上

2020.1.11(土) Walkin'About@山科(京都市山科区)
 集合時間・場所/2:00PM @JR山科駅改札
 再集合時間・場所/4:00PM @同上


2019/11/30(土)
ケンブリッジのカフェを振り返る


来週末に迫った適塾路地奥サロンの準備で、
ボストン・ケンブリッジ滞在時の写真を見直しています。

当時、どこかのカフェに毎日足を運んでいて、
本や新聞を読んだり、レポートをまとめたり、
原稿を書いたりしていました。
あらためてこういう写真を見ると、感慨深いです。

今回は「街から教わる地域デザイン論」ということで、
マサチューセッツ州の都市を中心に、
まちの風景から何がみえてくるか、という、
「歩いて読みとく」的な切り口でまとめてみようかと。

残念ながら、すでに申込み〆切は過ぎていますが、
https://www.arpak.co.jp/event/item1879.html

今回うまくまとまったら、またこんな話をする機会を、
設けてもいいかもと思っています。


2019/11/29(金)
施設がまちになるためには?


11/26(火)のTalkin'About「施設がまちになるために必要なことは?」
には、32名の方にお集まりいただきました。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

「PUBLIC HACK」の著者・笹尾和宏さんは、
公共空間を自由に使いこなす達人であるとともに、
本業では建物を建て、施設をつくり、
維持管理する立場にもあります。

単一用途で作られることの多いまちを、
いかにして、様々な目的を持ってやって来る人々が
交錯する場所にするか、主体的な活動を受け入れるか、
そんな、まちの作り手側からの問いに対して、
参加者のみなさんからは、こんな声が上がりました。

「自分が面白がって歩けば、そこはまちになる」
「ドラマが生まれたら、まちになる」
「意図はあっても、人がいないと施設でしかない」
「行き交う人が会釈をしたり、挨拶をしたりするのがまち」
「まちには『繁華街』と『日常生活の基盤』という2つの意味合いがある」
「隙や余白がまちには必要だと思う」
「『居場所と持ち場のあるまち』を私は作ろうとしている」
「当事者意識を持てるのがまちだと思える」
「みんなが参画して作っている、デモクラシー的なもの」
「まちとは、思い通りにはならないもの」
「いのち、人生 死があるのがまち」
「過ごしたい時間を主体的に実現できることがまちには必要」
「旅先で悪い奴がいる場所に行くと、ああ、まちだなと思う」
「まちを使いこなす側がパブリックになるしかない」
「住民が話ができる場を持つということが大事」
「与えられるのではなく、獲得するという側面がまちにはある」

Talkin'Aboutは講演会ではなくサロンで、
参加者の方々全員から意見や感想をいただいています。
この問いに対する答えを探求するだけでなく、
面白い人たちがお互いを見つける場になればと。


2019/11/23(土)
羽倉崎駅の味わい


南海本線羽倉崎駅からそう遠くない場所に
写真のような、2階建てのスナックビルがあります。
看板がきれいなので、今も健在なのかと思いきや、
夜に行ってみると、ほとんど営業していませんでした。

羽倉崎駅の近くには、南海の鉄道車庫があるものの、
とくに工場などがあるわけではありません。
では、なぜこのスナックビルが存在するのか?

話を聞いていてたどり着いたのは、
関空の建設工事が行われていたことで、
泉南地域には80年代から90年代にかけて、
建設の仕事にしたがう人たちが多く、
こうした呑み屋が賑わっていた、という話でした。

関西国際空港は1994年に開港しているので、
おそらくその後には建設の仕事は少なくなり、
一時期栄えた界隈が寂れて行ったのだと。

一方で駅のそばに目立つのは、単身者向けのマンション。
空港関連の仕事をしている人たちが住んでいるようです。
24時間稼働する空港なので、そこで働く人たちは、
空港の近くに住む必要があるのでしょう。
いい物件だと家賃は月8万円近くするようです。

都心から外れていて変数が少ない分、
職業と住宅と娯楽の関連性が見えやすいのが
この町の面白い所です。

ついでながら、この駅には外国人観光客もいます。
ここから徒歩15分ほどでアウトレットモールに着く、
ということに気づいた人たちが来ているようです。 

夢洲の万博やIRでは、どこにこういう風景が生まれるんでしょうね。


2019/11/12(火)
Walkin'About@淡路


さて、次回のWalkin’Aboutでは、
大阪市東淀川区にある阪急・JR淡路駅周辺を探ります。

自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @淡路(大阪市東淀川区)」

 開催日:2019年12月8日(日)
 集合時間・場所 14:00 @阪急京都本線 淡路駅東改札 
 再集合時間・場所 16:00 @同上  参加無料 

 北を神崎川、南を淀川に挟まれた平地で、古代はもっと小さな中洲だったといいます。「淡路」の地名は、901年(延喜元年)に菅原道真が大宰府へ左遷され淀川を下っていた時、当時は中洲だった当地を見て「これが淡路島か」と勘違いし上陸した、との伝承によります。江戸時代には西成郡増島村と高畑村を形成、1871年(明治4年)に両村が合併して淡路村となっています。

 淡路駅は大正10年(1921)、北大阪電気鉄道が十三 - 淡路 - 豊津間を開通させた際に開業。大正14年(1925)に淡路が大阪市へ編入された年に、北大阪電気鉄道を併合した新京阪鉄道(現在の阪急京都本線等)が天神橋(現・天神橋筋六丁目)から当地まで路線を開業し、淡路は鉄道の結節点となりました。そのことで、駅を中心に商店街と市街地が形成されましたが、鉄道によって地区の東西の交通流が妨げられたこと、また、老朽木造建物が密集し、狭隘な道路が多く防災上問題があったことから、鉄道の連続立体交差事業および駅前の交通の円滑化、住宅密集状態の解消を図るために土地区画整理事業が進められてきました。

 平成31年(2019)3月にはJRおおさか東線・淡路駅が阪急淡路駅の東方に設置されたことで新大阪連絡が可能となり、当地の交通利便性はさらに高まっています。

 淡路の中心部は商業地として賑わう一方、道路は狭く曲がりくねっています。駅西口一帯は商店街・市場・金融機関・遊興施設などが多く、日中は人通りが多くなっています。駅東側の東淡路は住宅地で、東淀川図書館やクレオ大阪北などの公共施設が存在します。淡路西部は住宅地ですが、新大阪方面からの道路が東西に貫いています。西淡路は住宅地と小工場が錯雑しています。

 今回は、そんな淡路のまちを探っていきます。


 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】
 大阪ガス蟠甬Ψ部 都市魅力研究室 担当:山納 
 Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp


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